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ろ布の種類は液体用と気体用の大きく2つに分かれます。敷島カンバス株式会社では、どちらのろ布にも対応しています。
液体のろ過で使われるろ布である、湿式フィルターでは、フィルタープレス用クロスやベルトプレス用クロス、遠心分離機用クロス、カートリッジフィルターと様々な種類のろ布を取り揃えており、お客さんの要望に合ったろ布の製造が可能です。例えば、遠心分離機用のクロスでは、お客さんの機器に合致するサイズに個別に設計することも可能です。
縫製の技術もあり、満足度の高いろ布を提供しています。
液体用の湿式フィルターに対して、空気のろ過を行う乾式のフィルターにも対応しており、エアーフィルターやバッグフィルターの2種類があります。東洋空気調和株式会社がグループ会社となっており、空調機と合わせたろ布の提供も可能です。一言に乾式のフィルターといっても、上述の空調用だけでなく、ブロワーやコンプレッサーなどに取り付け、粉塵を除去するためのものも取り扱っています。
お客さんの業務に合わせて、適切なタイプのろ布を提案します。こちらも、縫製によってサイズや形状を合わせることが可能です。
敷島カンバス株式会社では、ろ布のラインナップもさることながら、カンバスなどの製造も行っています。カンバスは紙や板紙を製造する際の乾燥工程で使われる繊維製品であり、ろ布と同じく繊維に関連する製品です。
様々な繊維関連の製品を取り扱っているため、繊維の縫製や設計のノウハウが蓄積し、より良いろ布の製造・提案が可能です。
ろ布・カンバスだけでなく、コンテナバッグやメッシュタンク、テントシート類などの関連製品も提供しています。
フィルタープレス用クロス、ベルトプレス用クロス、真空脱水機用クロス、遠心分離機用クロス、リキッドフィルター、カートリッジフィルター、エアーフィルター、バッグフィルター
ろ過フィルターの中でもポピュラーな種類の一つがフィルタープレスです。構造がシンプルで取り扱いやすいのが魅力ですが、使用するろ布の(濾布)は、目的や用途、脱水機の機構、処理液に応じて適したものを選ぶ必要があります。敷島カンバス株式会社には豊富な品揃えがあり、クライアントニーズに応えられるクロスの提供が可能です。
公共下水で広く使用されるベルトプレス用のフィルタークロスです。ベルトプレスは、ベルトプレス方式による脱水機の一種。二枚のろ布(濾布)に汚泥を通し、ローラーで加圧して脱水します。クロスの性能としては、剥離性・洗浄性、寸法安定性・走行性などが求められます。敷島カンバスでは本体クロスのほか、重力脱水用クロス、加圧ベルトも提供。
真空脱水機用クロスに求められるのは、ろ過抵抗が少ないこと、大量のスラリーを処理できる能力です。この要請に応えるため、敷島カンバス株式会社では真空脱水機用クロスとして「T1170シリーズ」を提供。水平ベルト用クロスとして排煙脱硫工程等で使用されており、好評を得ています。T1170シリーズは湿式フィルタークロスの一種です。
遠心分離機は高速回転条件で使用されるのが特徴の一つです。そのためフィルタークロスには、脱水機に隙間なく装着できることが求められます。特異な形状をしているため、高度な縫製技術も欠かせません。敷島カンバス株式会社は製品形状を設計する技術を有しているため、バスケットにフィットするクロスを提供できます。
微粒子や異物を効率的に除去するために袋状になっているフィルターで、敷島カンバス株式会社ではハウジングの取り扱いもあります。ポリプロピレンやポリエステル、ナイロンなど、幅広い材質のリキッドフィルターがあります。
微粒子や異物を除去するのに使用される、円筒形状のろ過筒です。フィルター容器「ハウジング」に取り付けて、液体または気体をポンプ等で流して使⽤します。深層ろ過タイプや膜タイプ、不織布、糸巻きなど様々なカードリッジフィルターの取り揃えがあり、サイズ展開も豊富に揃えられています。
エアーフィルターは、低粒子濃度の大気塵をろ過する際に使用する、空気清浄装置の位置づけを持つフィルターです。工場やビルの空調機やブロワー、コンプレッサーといった空気を取り込む産業用機械に装着されます。ロールタイプやパネルタイプなどさまざまな形状があります。
ろ布を袋状にして、その中に水中のスラッジや不純物を捕捉し、不純物を取り除くためのフィルターです。敷島カンバス株式会社では多様なサイズ・縫製形状を展開しており、使用条件に適したバッグフィルターを提案しています。
公式HPに記載がありませんでした。
ワンウェイコンテナバッグを中心とした数種類のタイプを取り扱っています。要望のサイズや構造も柔軟対応が可能です。
「モノカンバス」は通気度が3,000~28,000ccmです。タテ糸に円形モノフィラメントを使用しています。汚れにくさや通気性、洗浄のしやすさがメリットです。「フラットカンバス」は通気度1,500~25,000ccm。タテ糸に扁平断面のモノフィラメントを採用しています。表面が平滑、シートの接触もいいです。
「ニードルカンバス」は通気度1,200~15,000ccmで、基布に繊維層を特殊針でニードリングし植え込んでいます。表面は織り目がなくソフトです。「スパイラルカンバス」は通気度2,500~32,000ccmで、スパイラル状のモノフィラメントを連結しています。表面はなめらかです。「オープンメッシュカンバス」は通気度17,000~45,000ccm。タテ糸の密度が粗く高い通気度を誇ります。板紙マシンで採用されているタイプです。「耐熱カンバス」は通気度3,000~28,000ccmで、タテ糸も横糸も高い耐熱性と耐蒸気熱性を備えます。
「綿ベルト」は耐久性と寸法安定性を持っています。「N-DRY」は繊維層に特殊針でニードリングし植え込み、織り目がなく平滑です。