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化学業界のろ布活用事例をご紹介

化学業界におけるろ布活用事例

化学薬品や粉体製品を扱う工場、金属加工の排水処理設備などでは、フィルタープレスやバグフィルターに使用される「ろ布(濾布)」が、処理コストや設備の安定稼働に関わります。ここでは、半導体関連工場、アルミ加工製造の排水処理、農薬製造会社の乾式集塵工程といった現場で、参考になる活用例を紹介します。

半導体関連工場で産廃処分費用を大幅に削減(大塚実業株式会社)

導入前の課題

半導体関連の現場では、元々他社製のろ布(濾布)を使用して排水処理を行っていました。当初は、ろ布単体のコストダウンを図りたいという要望がありましたが、排水処理後に排出される脱水ケーキの処分費用も大きな負担となっていました。

導入のポイント

ろ布の見直しにあたっては、実際の使用状況をヒアリングしたうえで、条件に合わせたろ布が提案されています。

  • 現在使用しているろ布(濾布)の利用状況を確認し、フィルター診断を実施。
  • ろ布単体の価格だけでなく、排出される脱水ケーキの平均含水率や重量にも着目して提案。

ろ布の素材や構造を見直し、脱水ケーキの平均含水率を低下させることを目指した改善が行われました。

導入後の効果

提案されたろ布(濾布)を採用した結果、排水処理において次のような効果が得られています。

  • 排出される脱水ケーキの平均含水率が低下し、脱水ケーキの重量が減少。
  • 産廃処理費用を年間で百万円以上削減。
  • ろ布(濾布)単体のコストダウンに加え、排水処理にかかるランニングコストも大幅に削減。

ろ布の選定を見直すことで、半導体関連工場における産廃処分費用の削減と、排水処理コストの最適化を同時に実現した事例です。

※参照元:大塚実業株式会社 公式サイト「導入事例 CASE STUDY」(https://ohtsuka-jitsugyo.com/case-study/

アルミ加工製造の排水処理でろ布寿命を「倍以上」に延長(大塚実業株式会社)

導入前の課題

アルミ加工製造の排水処理では、ろ布(濾布)を用いたろ過設備が稼働していました。製造工程で使用する薬品の変更により廃水の性状が変化し、従来のろ布(濾布)では極端に目詰まりが早くなってしまう状態となっていました。その結果、ろ布交換の頻度が高くなり、交換作業やコスト面の負担が課題となっていました。

導入のポイント

廃水性状の変化に合わせて、ろ布(濾布)の再選定が行われています。

  • 薬品変更後の新しい廃水性状に合わせたろ布(濾布)の選定を実施。
  • 打ち合わせとテストを繰り返し、目詰まりの状態や使用可能期間を確認しながら仕様を絞り込み。

現場での運転条件に合わせたろ布候補を複数検討し、実際の使用データを踏まえて採用する仕様が決定されています。

導入後の効果

最終的に選定したろ布(濾布)を導入したことで、交換サイクルに次のような変化が見られました。

  • それまで「約2ヵ月」で交換していたろ布(濾布)を、倍以上の「5ヶ月」使用できるようになった。

ろ布の寿命が「倍以上」となり、交換頻度の低減によって、アルミ加工製造の排水処理工程におけるメンテナンス負荷やコストの削減につながった事例です。

※参照元:大塚実業株式会社 公式サイト「導入事例 CASE STUDY」(https://ohtsuka-jitsugyo.com/case-study/

屋内スペースに制約がある農薬製造会社での粉末回収とランニングコスト低減(株式会社アコー)

導入前の課題

農薬製造会社では、農薬乾燥による流動乾燥排ガス中の粉末を回収するための集塵装置が求められていました。処理風量450m3/minを実現する必要がある一方で、屋内には限られたスペースしかなく、設置場所の確保が大きな制約となっていました。

  • 処理風量450m3/minに対応できる集塵装置が必要。
  • 寒冷地のため屋外設置は不可。
  • 高温に耐えられるフィルターが求められる。
  • 初期費用はできるだけ抑えたい。

導入のポイント

これらの条件に対して、集塵機メーカーである株式会社アコーは、ろ布面積の拡大と装置の小型化を組み合わせた提案を行っています。

  • 円筒ろ布の4倍のろ過面積を持つ「プリーツバグフィルター」を採用。
  • 設置スペースに合わせた装置の小型化により、屋内でも設置可能なレイアウトを実現。
  • 耐熱150℃のPPS素材フィルターを採用し、高温条件に対応。

限られた屋内スペースと高温対応という条件を同時に満たしながら、ろ布(フィルター)面積の拡大によって集塵性能と運転性の両立が図られています。

導入後の効果

プリーツバグフィルターを導入した結果、次のような成果が得られています。

  • 屋内への設置が実現し、寒冷地でも安定した運転が可能になった。
  • フィルター交換は「3年に1度」となり、フィルター交換頻度の低減によってランニングコストを抑えられた。

農薬製造工程の乾式集塵において、ろ布面積の拡大とフィルター寿命の延長を両立させた事例です。

※参照元:株式会社アコー 公式サイト「屋内省スペース 農薬製造会社にプリーツバグフィルター導入」(https://www.acokk.co.jp/info/jirei_pb01/

まとめ:化学分野でろ布を検討する際のポイント

半導体関連工場、アルミ加工製造の排水処理、農薬製造会社の乾式集塵工程といった事例からは、ろ布の選定や仕様見直しによって、産廃処分費用の削減、ろ布寿命の延長、限られたスペースでの高温対応集塵とランニングコスト低減など、運転コストとプロセス安定性の両面で改善が得られることがわかります。自社の排水・排ガス条件、使用薬品、処理風量や設置スペースなどの制約を整理したうえで、今回のような導入事例を参考にしながら、ろ布メーカーや集塵機メーカーに具体的な条件を共有していくことが検討する際の出発点になります。

オーダーメイド対応
ろ布メーカー3社

本メディアでは、ろ布メーカーの中でも、オーダーメイドの工業用ろ布に対応と記載している企業の中から、信頼と実績を積み重ねてきた企業として、創業年数が長い企業3社を若い順にピックアップしました。各社の特長を詳しく紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。なお創業年数やオーダーメイド対応と記載のある企業に関しては2021年10月調査時点のものとなります。

湿式専門
ろ布の診断ドクター
大塚実業株式会社

大塚実業のHPキャプチャ引用元:大塚実業のHP(https://ohtsuka-jitsugyo.jp/manufacturing2/lp8/964eb121-459e-4b24-9e43-9919da6f58f9/)

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    問題点の発見と適したろ布をご提案
  • 湿式のろ布に特化した専門企業
  • 顧客の悩み・課題を徹底的に深掘り一切妥協を許さない製品造り

<対応している過装置>

  • フィルタープレス
  • 遠⼼分離機
  • ベルトフィルター
  • ドラム型真空式
  • リーフフィルター
  • キャンドルフィルター
  • バグフィルター
詳しく見る 公式HPでサンプルを取り寄せる
日々ろ布の
研究開発を推進
中尾フィルター

引用元:公式HP(http://www.nakao-filter.co.jp/)

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  • オリジナルのろ布を開発
  • 高温作業に適したバグフィルターの開発
  • 長年の経験からろ布を長持ちできる方法の提案

<対応している過装置>

  • フィルタープレス
  • 遠⼼分離機
  • ベルトフィルター
  • ドラム型真空式
  • バグフィルター


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創業は⼤正時代
ろ布業界の⽼舗!
北村製布

引用元:公式HP(https://kitamuraseifu.co.jp/)

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  • 醸造用のろ布からスタート!顧客に寄り添い長く愛される企業

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