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ろ布は液体・気体中の固体を分離する濾材で、装置や条件に適合した材質・糸・織り・形状を選ぶことが基本です。用途では、湿式(フィルタープレス、ベルトプレス等)と乾式(バグフィルター等)で要求特性が異なります。たとえばポリプロピレンは耐薬品性、ポリエステルは耐熱性に利点があり、原糸はモノフィラメントで剥離性、スパンで微粒子捕集に寄与する傾向があります。織りは平織で捕集性、朱子で剥離性が相対的に高く、綾織はバランス型として使われます。
ろ布の寿命は、破損や目詰まりの進行、化学・熱・機械ストレスの蓄積で短くなります。交換周期の把握には、通気度や差圧、処理量・ケーク含水率、剥離性の変化など定点データの記録が有効です。乾式集じんでは運転温度域を守ること、湿式では油分・温度・pH管理や適切な洗浄手順が長寿命化に寄与します。
フィルタープレスは、ろ布・ろ板・ろ枠を交互に重ねた室にスラリーを流し、ろ布で固液分離してケークを形成します。装置側の流路や圧力条件、洗浄方式(通水洗浄、リスラリー化等)を理解すると、事例の「どの条件が効いたのか」を読み解きやすくなります。乾式の集じん装置(バグフィルター)は、ろ布で含じんガスから粒子を捕集する装置で、JISでは用語と試験の枠組みが定義されています。
乾式集じんでは、装置入口温度の適正化やダスト除去性能の確保が運転の基本事項です。環境省の資料では、バグフィルターの運用温度域や排ガス処理工程での低温化・高効率除去の考え方が示されています。排水については、水質汚濁防止法に基づく排水規制の枠組みを確認し、各施設の基準に適合する運転・管理が前提です。
半導体関連工場の排水処理、アルミ加工製造の排水処理、農薬製造会社の乾式集塵工程など、化学分野でのろ布活用事例を紹介します。排水・排ガス条件や使用薬品、処理風量、設置スペースに応じてろ布の素材や構造、ろ過面積を見直すことで、脱水ケーキの含水率低減による産廃処分費用の削減や、ろ布寿命の延長、省スペースでの集塵とランニングコスト低減を実現した取り組みを整理しており、自社設備を検討する際の着眼点や、メーカーへの相談内容を具体化するうえでの参考情報として活用いただけます。
食品工場におけるろ布・プリーツフィルター活用事例として、生物処理余剰汚泥の脱水、穀物搬入設備の粉じん対策、衛生面と防爆性が求められる集塵工程の取り組みを紹介します。一枚ろ布式脱水機による凝集剤コストと処分費の削減、ろ過面積拡大による原料飛散防止と清掃負荷低減、オールステンレス防爆集塵機による衛生性と安全性の向上などを通じて、運転コストと作業環境をバランスよく改善するための考え方を整理しており、自社設備の更新や改善を検討する際のヒントとして参考にしてみてください。
本メディアでは、ろ布メーカーの中でも、オーダーメイドの工業用ろ布に対応と記載している企業の中から、信頼と実績を積み重ねてきた企業として、創業年数が長い企業3社を若い順にピックアップしました。各社の特長を詳しく紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。なお創業年数やオーダーメイド対応と記載のある企業に関しては2021年10月調査時点のものとなります。
引用元:大塚実業のHP(https://ohtsuka-jitsugyo.jp/manufacturing2/lp8/964eb121-459e-4b24-9e43-9919da6f58f9/)
<注目ポイント>
<対応している過装置>
引用元:公式HP(http://www.nakao-filter.co.jp/)
<注目ポイント>
<対応している過装置>
引用元:公式HP(https://kitamuraseifu.co.jp/)
<注目ポイント>
<対応している過装置>