公開日: |更新日:
北村製布株式会社の特徴は、受注から生産までの一貫した対応です。ろ布は非常に様々なタイプに分かれ、それぞれの持つ機能や条件も異なりますが、受注の段階から要望を把握し、小ロットであっても、短納期であっても自社で一貫して対応してくれます。
自社で製織工場を持っているので、お客様のニーズを把握した上で、どのようなろ布が求められているのかを元に設計し、ろ布の生地や織り方、密度、サイズや形状、生産数に至るまですべてオーダーメイドで対応可能です。
500社以上の多種多様なお客様の要望に応えてきた実績があり(2021年10月調査時点)、その分のノウハウも蓄積されています。技術をベースにした細やかなヒアリングで、顧客のろ布に対する条件・希望を把握し、生産に生かしています。
加圧ろ過の代表的な装置、フィルタープレス用のろ布(濾布)です。加圧型脱水機内では、固体と液体を分離するため加圧脱水を行いますが、そこにおいてプレスフィルター用ろ布は、直接原液と接しろ過する役割を担います。用途は多彩です。一般産業用の製造工程から排水分野まで多岐にわたります。北村製布では、廃異物低減や環境保全の向上など、様々なニーズを考慮したろ布の提案が可能です。
正圧で押し出す加圧型に対して、「負圧」で引っ張る真空型ろ過機用のろ布です。真空型ろ過機は機械の種類が多種多様に存在するため、ろ過する目的・用途・条件に合う機械と、ろ布を慎重に選ぶ必要があります。北村製布ではこれまでの経験と実績に基づいて、ろ過条件を満たす、ニーズに合わせたろ過助剤・ろ布の提供が可能です。
汚泥脱水における代表的な装置の一つ、ベルトプレス用ろ布です。ベルトプレス脱水機では原液の硬いもの・鋭利なものなど様々な異物を処理するため、ろ布には耐摩耗性や高張力など高い性能が求められます。高強力、走行安定性、ケーキの剥離性などの性質も不可欠です。北村製布では公共施設への納入実績と経験を活かしながら、要望に応える提案をします。
機械の回転による遠心力を用いて液体を分離する、遠心分離機用のろ布です。ろ過能力を最大化するには、ろ布の性能が重要であるのはもちろん、設計・縫製技術のクオリティも大事です。特に上排型の遠心分離機は形状が複雑なため、ろ布の設計・縫製技術がろ過性能を左右します。北村製布では数百種類の豊富な納入実績を活かし、顧客の要望に合った布を提供してくれるでしょう。
低粒子濃度の大気塵をろ過して空気清浄を行うためのフィルターです。北村製布株式会社では、粗い粒子に使用するプレフィルターから超微細粒子を捕捉するタイプのものまで、様々な形状を用意しており、主に空気を取り込む精密機械や塗装関連などで使われています。
原液を注いでろ過するためのスタンダードなろ布で、食品や飲料、化粧品、金属洗浄、化学関連などの様々な場面で使用されています。北村製布株式会社のバグリフター用ろ布は、目詰まりしにくく長寿命な点が強みです。
粉体を使用・製造する工場の集塵装置で使用されるろ布です。主な生地は織布・フェルトで、撥水や帯電防止、超微粉対応など、目的に合わせた機能を持たせる加工を行っています。はじめに使用条件を細かくヒアリングしてから、経験とデータに基づいたろ布を提案しています。
液体をろ過して微粒子や異物を除去するために使用される、円筒形状の多孔質フィルターです。北村製布株式会社では、液性に応じたろ過機械(ハウジング)も取り扱っており、ニーズがあれば対応してくれるとのこと。使用条件に応じた多彩なカートリッジフィルターを提供しています。
製鉄所で使用している集塵機につき、火の粉がダストにつくことが原因で火災が発生するという問題があった。メンブレン膜付きのろ布を提案・導入することで、火災の原因であるダストが発生しづらくなり、リスク低減に繋がった。
ろ布の目詰まりが原因で食品工場内で使用していたフィルタープレス機を止めての交換が必要という状況であったが、ろ布の材質や表面処理、加工を顧客の状況に合わせたものに変更・提案することで、目詰まりの頻度を下げ、作業効率が向上。
アルミ精錬所内から排出される煙に含まれるダイオキシン含有量が高く、低減する必要があった。塩素を含んだメンブレン膜付きのろ布を提案することで、ダイオキシンの吸着量がアップし、排煙内のダイオキシン量が低減され、基準をクリアした。