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G筒ろ材 RGは、ろ過面積を増やすことと洗浄回復の容易化を目的として生まれた円盤状ろ布ろ材です。ろ過面積は.05m2から0.3m。小型めっき浴にも対応できます。ろ過の精度以外にも操作性が良好なのも強みで、幅広い用途で使えるのもメリットです。特に、装飾、工業、防錆のためのメッキ液や、化学薬品のろ過などに適しています。ろ布は取り外しができるため、洗浄すれば何度も使用できるためコストという面でも使い勝手がいいです。
方線ろ材 REは三進製作所オリジナルのろ材です。設置面積あたりのろ過面積も大きく、対応機種なら0.45m2から50m2まで確保できます。小型から大型までのメッキ浴にも使えて、操作性も良好です。G筒ろ材RGと同様に、装飾、工業、防錆の各種メッキ液や化学薬品のろ過に向いています。また、取り外してバブリングやシャワー操作で洗浄してなんども使えるためコストやメンテナンス面でのメリットが大きいです。
円筒ろ材RIは瞬間逆圧洗浄方式を採用し、大容量液にも血王できるろ布ろ材です。FDR、FD、セパナーろ材があります。FDRとFDは、プラスチックや金属性があり、耐薬品性の高さが特徴です。交換できるろ布を使うことで、耐薬品性やろ過精度を任意で選べます。瞬間逆圧洗浄ができるため、繰り返して使用も可能。ろ材の装着本数を調整すれば、2.4㎡から51.3㎡まで対応できます。
セパナーろ材は、PTFE膜をポリプロピレン製不織布表面に特殊ラミネートによって加工しているのが特徴です。補修ケークをろ過器下部に濃縮でき、助剤を使用しなくても高い精度のろ液も取得可能。希薄溶液からケーク回収するのにも向いています。装着本数により過面積2.4㎡から51.3㎡まで選べるのが特徴です。また、各種化学薬品やめっき液のろ過に適しています。
各種めっき液の循環ろ過や各種前後処理液の循環ろ過、開け替えろ過、化学薬品の精製。鋼版めっき液循環ろ過、化成皮膜処理液の全量ろ過、クーラント液のろ過、輝く薬品のろ過精製、化学溶液よりのケーク回収に対応。
固形物のろ過を行うことを目的としており、ポリプロビレン布製のバッグがあります。ほかにも、充填ろ材として油分除去用に油吸着材、有機物吸着除去用に特殊な成形をした粒状活性炭、金属イオン回収用のイオン交換樹脂などがあります。
数種類のろ布から選択でき、使用後には取り外して洗浄すれば繰り返して使用可能です。簡単に交換もできるので、多目的・多用途に使えます。
バッグはめっき液の循環ろ過、水洗水の循環ろか、補給水のろ過などに適しています。
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三進製作所では、多岐に渡るタイプのろ過装置を取り扱っています。それぞれ対応している容量や性能が異なるので、ぜひ参考にしてください。
エコエースα type Cには糸巻きやメルトブロー、活性炭、ろ紙などのカートリッジろ材が備わっており、安定してろ過することが可能です。お客様の声を受けて改良を重ね、操作性を向上させたり、省スペース化や低ランニングコストを実現したりしています。そして、主な特徴はヒンジ式ふた開閉を採用していること。ろ材を交換するときに蓋を取り外す必要がなく、工具も必要ありません。樹脂製品なので軽い点や、錆びや腐食の心配がないのも特徴の一つです。
MMFS はエコエースαシリーズの一つであり、用途によってろ過システムを構築できるのが魅力です。「捨てるものを少なく」がコンセプトであり、環境負荷の軽減にも尽力しています。自由に組み合わせられるのが特徴的で、例えば、粗ろ過と仕上げろ過を組み合わせたり、活性炭処理とろ過を組み合わせたり、油吸着処理とろ過を組み合わせたりできます。
めっき液や洗浄液、工業用水のろ過、排水処理ができるF30型 精密ろ過機。F30型 精密ろ過機は2000Lの中容量で、プリコート回路が付いています。安定して精密なろ過を行えるのが強みで、方線葉状ろ材を使用すれば設置面積あたり最大のろ過を行うことが可能です。液の性状によって、特殊起毛ろ布を使用することも可能であり、ポンプは50Hz、60Hz問わず同じ性能です。トップランナーモータ搭載している点や、バブリング洗浄機構を組み込んだスパックシリーズをオプションで付けたりできる点も特徴の一つです。
4000Lまで対応できる大容量が魅力のF40型 精密ろ過機。プリコート回路が付いているため、精密ろ過が可能であり、トップランナーモータを搭載しています。オプションでバブリングセ線上機構を組み込んだり、グランドパッキング式をNEWメカニカルシール式に変更して交換を用意にしたりすることもできます。用途としては、メッキ液やアルマイト液、工業用水、排水処理の最終ろ過などさまざま。液の性状に合わせて、特殊起毛ろ布を利用することも可能です。
8000Lまで対応しているF55A型 洗浄機構付精密ろ過機。F55A型 洗浄機構付精密ろ過機は洗浄液や工業用のろ過、排水処理に適しています。ろ過能力は30,000~40,000L/h で、ろ過面積は12.0平方メートルです。ろ過機の出入口の出入口口径は50A (2B)で、重量は約550kgとなっています 。
「F55A型 洗浄機構付精密ろ過機」はろ布洗浄自動型であり、4000L~8000Lのめっき浴対応の、アルカリ性亜鉛めっき専用大型ろ過機です。優れた操作性と高いろ過精度を兼ね備えており、ろ過機内のメッキ液は洗浄する前に回収してしまうので、洗浄によりめっき液が損失される心配はほぼありません。
そして、F55A型 洗浄機構付精密ろ過機には3つのタイプが用意されており、「F55A-H型 ろ布洗浄自動型」、「F55A-A1型 水洗浄自動型」、「F55A-A2型 共液洗浄自動型」です。「F55A-H型 ろ布洗浄自動型」は最も安価なタイプで、F55A-A1型 水洗浄自動型」はプリコートや、ろ過、ろ布洗浄のバルブ操作を自動で行うタイプ、「F55A-A2型 共液洗浄自動型」はろ過助剤と共にろ過されたSSを取り出せるタイプとなっています。
プリコート回路の他に、方線型ろ材や洗浄装置も内蔵しているSYL型 精密ろ過機。SYL型 精密ろ過機はろ過精度が安定しているだけでなく、ろ過面積の最大値を確保しています。小型から大型まで標準化・量産化されているのが特徴的で、産業におけるさまざまな場面で活躍しており、海外でも採用されているプリコート式ろ過機です。
なお、シール箇所はろ材の上下二箇所のみであり、シール部の漏れがありません。下部中央集液と上昇流路がプリコート層を均一に形成します。保守管理も楽であり、他のろ過機と比べると比較的少ない洗浄液でシャワーやエアーバブリングによる洗浄を行うことが可能です。また、ろ材が一体型となっているため。着脱作業を一度で済ませられて便利です。
レブレスターは高濃度スラリーの脱水ろ過機です。ろ過や脱液、ケーキ排出を全自動で行ってくれるため、小規模であったり、連続生産ラインであったりしても効率よく稼働させられます。設計における信頼性が高いのに加え、価格が低いのも特徴の一つ。小規模連続多量生産ラインで多量発生するスラッジをローコストで処理できます。機構がシンプルなのでろ紙の交換が簡単であり、メンテナンスしやすいのも嬉しいポイントです。
ロール状のろ紙を機内に送って加圧ろ過を行ったり、通気脱液後にケーキを気外に排出したりできるFKフィルター。全自動操作なので人手がかからないのが強みです。小型の全自動脱水機の中では比較的安価となっています。加圧方式を採用しているためムダがなく、ケーキも脱液固形化して排出されるため液のロスがありません。廃棄処理が楽になるでしょう。
FD型 精密ろ過機は瞬間共液逆圧洗浄機構を内蔵しており、中・大容量のめっき液に対応しています。ろ過機の上部にろ液室があるのが特徴的で、瞬間逆荒いできるため、スピーティに洗浄を済ませられます。プリコート、ノンプリコートでのケークろ過に限らず、脱水機を組み合わせれば、逆洗液の回収やスラッジ排出なども自動化することが可能です。
ろ材にPTFE膜を取り入れているため、懸濁物質を連続して分離・濃縮できるFDS型 精密ろ過機。ろ過助剤を使用しなくても安定した精度を誇り、ランニングコストを抑えられます。ろ過助剤を使用せずともサブミクロン粒子を連続して分離でき、運転中の濃度変化の影響を受けず安定して作動できるのが特徴です。ろ過助剤を使用しないことで得られるメリットは他にもあり、例えば、純粋なケーク濃縮回収が可能です。廃棄物量が減るため、ランニングコストも抑えられます。
表面処理鋼板用ろ過システムは、FD型ろ過機とFK/PF型脱水機を組み合わせたろ過システムです。ノンプリコートでもプリコートろ過に劣らない精度を実現しており、ろ過助剤を使用しないためスラッジが少ないです。FK/PF型脱水機と組み合わせることにより、逆洗液を回収したり、脱水後ケークを自動排出したりできるようになっています。
FD型ろ過機とFK/PF型脱水機を組み合わせた「化成被膜処理液用全量ろ過システム」。化成被膜処理液用全量ろ過システムは、化成被膜処理槽の全量ろ過やスラッジ処理に適しています。処理槽で生じるスラッジ処理に対し、「FKフィルター」を標準搭載しているため国内外問わず支持されています。本槽内スラッジ濃度を低く抑えているのが特徴的で、清掃や酸洗にかかる時間を大幅にカット。液管理がしやすく、不良率の低下も実現できます。
クーラント液用ろ過システムは、クーラント消費量を抑え、常にクリーンな液を供給できるシステムです。自動車や精密機械の加工精度を安定させることが可能であり、特に各タンクの個別ろ過や集中ろ過を得意としています。全自動運転なので、省人かつ省力化を図れ、消費量を低減することでクーラントの寿命が延びます。スラッジを脱油処理して自動排出できるので、後処理が容易です。
飽和塩水の精製ろ過や化学薬品・食品関係の仕上げろ過、活性炭処理液のろ過、冷却用ブラインなどを目的に利用できる「化学工業用ろ過システム」。化学工業用ろ過システムはプリコートろ過を採用しており、化学・食品工業で液体の精製や仕上げを行うシステムです。各種プロセスに対し柔軟に対応できる点が魅力で、飽和塩水(ブライン)の精製ろ過を行うことが可能です。ろ過精度を向上させたり、安定化させたりできるだけでなく、二次精製コストを大幅にカットすることもできます。
フィルトレータオーは、脱脂液の油分を浮かせて分離し、浮遊物質を除去します。清澄度を維持することが可能な、めっき不良を起こしにくい油水分離装置です。メッキ不良率の低下に加え、トータルコストも大幅にカットしているのが特徴的。OZ型とOY型の2種類があり、OZ型は初段脱脂液に向いています。一方で、OY型は固形不純物をろ過除去できるため、初段脱脂液や電解脱脂液が適しています。2つの型を組み合わせることで、循環ろ過が可能になり、新液同様の清澄度を常に保つことが可能です。