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水平ベルトフィルター用のろ布は、継続的に利用しながら、安定した走行と摩擦に耐えることができる点がポイントとなります。機械に目詰まりしないことを重点に置きながら、40mを超える長いものや、大幅対応のモノフィレントろ布が多く使用されている点が特徴です。仕様が様々あるため、自社に合った仕様選びがカギとなります。
水平ベルトフィルター用のろ布には、大きく分けて3つの仕様があります。それぞれの仕様は、ご使用中のろ過機に合わせて選択します。
一般的には金属継手を利用します。ろ布の長さは全長40cm以上のものもあり、旧ろ布の継手フックに新ろ布のフックを接合させ、交換します。
金属継手が利用できない場合に、ポリプロピレンや樹脂性を利用します。ただし、金属継手を利用できる場合には、そちらを利用しましょう。
ろ布の両端をカットし、溶着加工を行います。両耳のエッジ加工のみを行う仕様です。
高い耐久性を維持するために、機械に応じた長さや素材を選ぶ企業が増えています。一般的なモノフィレントろ布以外に、精密ろ過用の通気性が低いマルチフィレントろ布のニーズも高まっています。安定した機械走行を維持するために、ぜひオーダーメイドろ布を検討してみてはいかがでしょうか。
また、ろ過機を長く利用するためには、ろ布の種類選択は非常に重要です。改めて現状の仕様を確認し、何が適切かを検討してみてはいかがでしょうか。
水平ベルトフィルターは、洗浄に特化したケーキ洗浄を行う連続式真空ろ過機です。スラリー液が連続走行するろ布の上に供給され、真空トレイが往復運動を行うことで吸引され、連続的な真空ろ過が行われます。付帯するろ布洗浄装置によってろ布は常時洗浄されるため、ろ布の目詰まりが起こりにくいです。